SCORE-Gは、2003年7月設立。
全国の有志が集まり、緩和医療の現場で役に立つ共同研究や、わかりやすい情報提供を目指して設立された研究会です。医師と薬剤師を中心に活動を展開しています。
国内外の先人たちはがんの苦痛緩和に挑戦し、進むべき方向を示してくれた。
私たちはこのことに深く感謝すると同時に、山積する未だに解決されていない問題にも直面している。
我が国は、世界の中で極めて不名誉な地位にいる。
先進国の中で、これほどがん疼痛治療の成果の上がっていない国は他にない。
緩和ケアが、がん治療に関わる医療従事者に浸透したとは到底言えない。
緩和ケアや緩和ケアを受けること、そして緩和ケアを実践することに対する誤解や偏見が、どれほど多くの人たちの苦痛から解放される機会を奪ってきたことか。
私たちは、十分過ぎるほどがん患者の苦しみを繰り返し目の当たりにしてきた。
もうこりごりである。
何かをしたい、この大きな壁に向かっていきたいと思う仲間が出会い、分野を越えてこの問題に挑戦する。
新しい知識を求め、技術の研鑽を積んでいくことを誓う。
がん患者の苦痛緩和に役立つあらゆることをテーマとして取り組んでいきたい。
私たちの知識や技術は決して成果を誇るためのものではない。
同じように悩んでいる同僚や仲間たちと余すことなく分かち合おう。
がんに伴って起こる身体と心に生じる様々な苦悩から、一人でも多くのがん患者が救われるように、私たちの持ち得る最大限の知識と技術を心を込めて提供したい。
代表理事長 | 的場 元弘 | 日本赤十字社医療センター 緩和ケア科 部長 |
副代表理事 | 加賀谷 肇 | 明治薬科大学 臨床薬剤学教室 教授 |
副代表理事 | 橋爪 隆弘 | はしづめクリニック 院長 |
副代表理事 | 鈴木 勉 | 星薬科大学 薬物依存研究室 特任教授・名誉教授 |
副代表理事 | 冨安 志郎 | 佐世保市総合医療センター 緩和ケア科 診療科長 |
理 事 | 丹田 滋 | 東北労災病院 腫瘍内科・緩和ケアチーム 部長 |
理 事 | 余宮 きのみ | 埼玉県立がんセンター 緩和ケア科 部長 |
理 事 | 吉本 鉄介 | JCHO中京病院 緩和支持治療科 部長 |
理 事 | 田巻 知宏 | 北海道消化器科病院 緩和ケア内科 部長 |
理 事 | 龍 恵美 | 長崎大学病院 薬剤部 室長 |
理 事 | 塩川 満 | 聖隷浜松病院 薬剤部 部長 |
監 事 | 髙橋 浩子 | 労働者健康福祉機構 福島労災病院 薬剤部 |
監 事 | 国分 秀也 | 東京薬科大学 薬学部 准教授 |