痛みはがまんしないこと

「痛い」という感覚は、自分自身にしか感じられません。がんの痛みがやわらいでいるのか、逆にひどくなっているのかということは、患者さんご自身の口からお聞きしない限り、医師も看護師もわからないのです。

医療の現場には、痛みをやわらげ、とりのぞく「緩和ケア」に取り組んでいる医療スタッフがいます。これらの医療スタッフに、痛み止めの薬がどれくらい効いたのか、つまり痛みが減ったのか、あるいは何の変化もないのかを詳しく伝えてください。

痛み止めを使ってもまだ痛みがひかないときには、「わがままな患者と思われるのではないか」「忙しそうだから」と遠慮をせずに、ぜひ「痛い」とスタッフに伝えてください。

「痛み」はとりのぞいたり、やわらげたりすべき症状です。大げさですが「痛い」という感覚が完全にとれるまで「よくなりました」という必要はありません。

痛みをきちんととりのぞくためにも、患者さんは痛みを伝えようという気持ちを持ち続けていただくことが大切です。そして、医療スタッフは患者さんが伝えようとしている痛みを理解しようと思い、努力します。